炭や薪の需要が、化石燃料の登場により衰退していって以降、広葉樹林は荒廃化が進み、ほぼジャングルとなっています。それは、篠竹の侵入や株立ちした潅木が光を求め四方に伸びて大きく育ってしまった事にあります。その結果、陽の光は地表に届かなくなり下草も生えない林となりました。
その為、まず篠竹を除伐、更に潅木の除伐、と段階を経る必要があり。その後、やっと間引きが始まる訳ですが、極力コナラ・クヌギ・モミジ・サクラを残す様にしています。ただ、場合によっては巨木化が進んでいる木は伐採する事で、山林を若返らせる必要があります。( 写真は、太いコナラの切り株から萌芽更新が始まり、若返りが進行している状況です )
しかし、大きくなった広葉樹の伐倒は危険が沢山潜んでいる為に、より一層の安全対策を講じながら作業を進めなければいけません。
一方、近年薪ストーブ愛好家の増加に伴い薪に対する需要も増えつつある現況で、広葉樹林にも作業道を通す事で、定期的なホダ木や薪の収穫が可能となります。
下の写真をご覧下さい。いかがでしょうか?こんな林で森林浴が出来たら素敵だと思いませんか?
ふじのには、それが有ります!